ニキビ肌は日焼け止めを塗ったほうがいいの?

ニキビ肌には日焼け止めは必須です!
紫外線は肌のダメージを引き起こし、ニキビ跡の色素沈着や炎症を悪化させる可能性があります。
適切な日焼け止めを選ぶことで、肌を守りながらニキビの改善をサポートすることができます。
*ノンコメドジェニックで、敏感肌用の製品を選ぶと良いでしょう。
*コメド(ニキビ初期)が発生しにくいようにつくられていることを意味する言葉です。

ニキビに優しい日焼け止めの選び方

日焼止めが必須とはいえ、ニキビが出来ている肌は非常に敏感です。
ニキビ肌でも付けられる日焼け止めの選び方、おすすめの成分をご紹介いたします。

ノンコメドジェニックの日焼け止めを選びましょう!

ニキビ肌に日焼け止めを塗るなら「ノンコメドジェニックテスト済み」の日焼け止めを使用することをおすすめします。
ノンコメドジェニックとは、コメド(ニキビ初期)が発生しにくい処方のこと。
ニキビの原因であるアクネ菌のエサは油分です!
日焼止めや化粧品に含まれている油分を抑えることでニキビが出来にくい製品となっております。
油分を余分に与えないように、「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されている日焼け止めを選ぶとニキビが悪化したり増える心配を防ぐことができます。

ノンコメドジェニック日焼け止めを選ぶときのポイント

①ノンコメドジェニックテスト済みかを確認する

ニキビが出来にくい製品がどうかを確認する試験に合格した製品に記載されています。
ノンコメドジェニックテスト済みのもの全てがニキビが出来ないわけではありませんが、日焼け止め・化粧品選びの指標として参考にすることをおすすめします。

②医薬部外品を選ぶ

ニキビケアに効果的な有効成分が配合された「医薬部外品」製品を選ぶことも有効です。
医薬部外品とは…厚生労働省に認められた有効成分が一定量配合された製品の事です。

【ニキビケアに効果的な有効成分(一例)】
・サリチル酸:殺菌成分
・イソプロピルメチルフェノール:殺菌成分
・グリチルリチン酸ジカリウム:抗炎症作用
・アラントイン:抗炎症作用

添加物が少ない製品を選ぶ

添加物が多いと肌へ刺激を与えてニキビが悪化してしまう可能性があります。

【避けるべき添加物】
・防腐剤
・着色料
・合成香料

保湿力のある日焼け止めを選ぶ

ノンコメドジェニックの場合、油分が少ない製品が多いため、乾燥を感じる場合があります。
保湿成分配合の日焼け止めを使用すると乾燥対策にもなるのでおすすめです。

【保湿成分】
セラミド
ヒアルロン酸
コラーゲン

ニキビと日焼け止めの基礎知識

ニキビの原因と影響

ニキビは大きく二つの原因・影響があるとされています。
【原因】
ホルモンバランス
【影響】
ストレスや食生活
よく聞くホルモンバランスの乱れ脂っこいものを食べるとニキビになるなどがきっかけです。
詳しくはこちらのブログで解説しているので、ぜひご覧ください。
ニキビの原因・要因について

日焼け止めの役割

ニキビがある時ほど、紫外線対策は大切です。
日焼止めを塗らないと、悪化を促す可能性があります。

【日焼け止めを塗らないと…】
紫外線により、角質層が厚くなり、ターンオーバーが乱れる
日焼による皮脂の過剰分泌
椎貝線の刺激によるニキビの悪化

日焼け止めの正しい塗り方

日焼止めの効果を最大限引き出すために、正しい塗り方をすることが大切です。

・適量の日焼け止めを塗る
多すぎても少なすぎてもNG
日焼止めの効果を発揮させるために、パッケージに記載されている推奨量を守って付けて下さい。

・5点置きで丁寧に塗る
塗りムラを避けるため、部位ごとに塗ることが大切です。
・推奨量の日焼け止めを塗る。
・両頬・おでこ・鼻先・あごの5点にのせる。
・お顔の内側から外側に向かって、中指・薬指で優しく伸ばしてお肌になじませる。
・敏感な口元、目元は特に優しく塗るように心がける。
※日焼けしやすい頬・Tゾーンはパール1個分を追加して重ね塗りをすることがおすすめです。

よくある質問

Q日焼け止めのノンコメドジェニックとは何ですか?
Aノンコメドジェニックは、毛穴を詰まらせない成分を使用していることを意味します。

Qニキビに日焼け止めは塗らないほうがいい?
A日焼け止めは、ニキビ肌でも適切な選択と使用方法を守れば、肌に良い影響を与えることがあります。

Qニキビが酷い時、日焼け止めはどれがいいですか?
Aニキビが酷い場合は、ノンコメドジェニックで、敏感肌用の低刺激性の日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

Qニキビがある人が日焼けしたらどうしたらいいですか?
A日焼け後は、しっかりと保湿し、必要に応じてアクネケアを行うと良いです。日焼け止めの再塗布も重要です。

まとめ

ニキビ肌でも安心して使える日焼け止めの選び方と使用方法を理解し、肌を守りながら美しく保つための方法をご紹介しました。適切な製品選びと正しい使い方で、ニキビを悪化させることなく、紫外線から肌を守りましょう。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 中村真一郎
防衛医科大学校医学部 卒業後、防衛医科大学校病院 形成外科医局に入局。多くの美容外科クリニックにて研鑚し、大手美容外科を得て、ハートライフクリニックク院長に就任。
日本形成外科学会専門医